近年、人材業界は就活生が興味のある業界にランクインする程人気となっていますね。
この記事では、人材業界に興味がある就活生や転職活動中の人に向け、人材派遣会社の営業の仕事内容や1日の流れをお伝えする記事になっています。
人材派遣の営業に興味がある方は是非最後まで読んで参考にしてみてください(*’ω’*)
人材派遣営業として毎日働いている筆者の偏見と偏見と偏見で、リアルな人材派遣営業の1日を紹介します(/・ω・)/
人材派遣営業のお仕事内容
人材派遣の営業の仕事はおおきく分けて4つあります。
の4つです。
それでは詳しくみていきましょう。
1.企業への営業活動
人材派遣業をする上で、求職者に紹介できる企業がないと仕事が始まりません(^^;)
①電話営業でのアポイント取り
会社によってやり方は様々でしょうが、基本となるのは電話営業です。
入社して1ヵ月は電話しかしないといっても過言ではありません。
まず新人は担当する地域の架電リストを作り、ひたすらアポイントが取れるまで電話します。
「人材派遣□□株式会社の〇〇です。人事担当の方お手透きでしょうか?」
このような電話をかけまくります!!
だいたいの企業は既にお付き合いしている派遣会社がいたり、派遣会社自体を断るよう決めていて担当まで繋いでくれない企業ばかりです。
断られることが仕事だと割り切って電話しまくりましょう♪
100社に電話して1、2件契約に繋がるアポイントが取れれば合格の世界です。正直これがしんどくて退職する新人を何人も見てきました。
②いざ商談
それを乗り切ってアポイントが取れれば、次は商談です。
アポイント先の企業の仕事内容をある程度予測して、相場となるお取引金額を調べたり準備はかかせません。
商談がうまくいき、企業からオーダーをいただければまずはおめでとうございます(^^♪
ここからがようやくスタートラインです。
③求人広告を出す
商談が終わり事務所に帰ってすることは、求人広告をかけて求職者からの応募がくる状況を作ることです。
2.求職者と面談
求人広告は簡単に説明するとタウンワークとかインディードとかのことです。色々な求人媒体に、こんな仕事がこんな条件で求人出してますよーって広告を載せます。
そして求人広告を見た求職者の方から事務所に応募の電話がきます。
面談は、求職者の仕事を探している条件と応募先の企業の募集条件が合うかヒアリングしていきます。
収入の希望や時間帯、お休みの希望などすり合わせしないといけない項目を確認します。ヒアリングが終わり、条件がマッチングしていれば企業にご紹介するという流れになります。
3.職場見学
面談時に仕事内容の説明はしますが、実際に職場を見てもらいイメージと大きな違いがないかを一緒に確認するのが職場見学です。
実際職場を見てもらい、どんな仕事内容をしてもらうのかを企業の担当の方から説明もしてもらいます。
見学なしで就業すると「想像と違った」と1日や半日で辞めるということを防ぐ為です。
まー、見学しても1日で辞める人は辞めます(-_-;)
4.契約・受け入れ手続き
見学が終わり、企業・求職者がお互い働くことに同意すれば、契約日時や受け入れ日時の調整を行います。
後日求職者と派遣会社は雇用契約を結び、企業に個別契約書を渡して晴れて企業と求職者の架け橋となることができるのです。
おめでとー!(^^)
派遣スタッフが企業で働いていただくことで、ようやく派遣会社は紹介手数料をいただき利益を出すことができます。
それまでかかった求人広告費含むすべての経費は派遣会社負担です(-_-;)
人材派遣営業の1日の流れ
では実際この記事を書いている僕のリアルな1日のスケジュールを見てみましょう。
8:00~入社同行
派遣スタッフが初めて派遣先に出社することを多くの派遣会社が入社と呼んでいます。
最初の日は担当営業が一緒に企業まで行き、出社の流れを説明したりします。
一通り終わったら、企業の担当者へ受け入れの挨拶をして自分の事務所に出社します。
8:30~掃除、1日のスケジュール確認
事務所につくとデスク周りや面談ブースを掃除します。
掃除が終わると、手帳を開きその日のスケジュール、やらないといけないことを再確認します。
9:00~事務処理
派遣営業はかなり事務作業が多いです。会社によってここは大きく違うのかもしれませんが、僕の勤めている会社は大手ではないので派遣スタッフから有給の依頼やお給料前借の依頼が各担当に連絡がきます。健康診断の予約や離職票・資格喪失証明書の発行なんかもしています(-_-;)
他にも、契約書の作成や、コロナ休業助成金の書類、営業活動に使う架電リストを作ったりします。1日の半分は事務処理に追われることが多いです。
10:30 面談
求人票を見て応募があった求職者と面談をします。
だいたい1人30分ほどです。ひとりひとりに時間を掛けすぎてしまうと他のことができなくなってしまうので30分以内を心がけています。
短い時間でもアイスブレーク~クロージングまで求職者に寄り添った面談を意識しています。
11:30~昼食・外回り開始
簡単に昼食をすませたら、企業のお昼休みを利用して派遣スタッフに調子伺いにいきます。
職場で悩みがないかなど直接会って話すことで、電話で聞けないことなども話してくれるスタッフもいますし、信頼され離職率を下げることができるかもしれません。なので、できるだけお昼休みは巡回するようにしています。
14:00~17:00見学
この日は2件見学がありました。見学はできるだけ午後に設定してもらうことが多いです。
見学する職場が遠いと無駄な時間ができてしまう可能性が高いので、時間を有効活用するために午後にまとめて見学します。
見学時は求職者が聞きにくそうなことや、企業担当の方が説明し忘れているようなことをフォローしていき、よいよいマッチングになるよう意識しています。
18:00~登録者に電話
見学が終わり、事務所に帰ったら夕方からは登録者の方に電話でお仕事のご案内をしていきます。
派遣会社のデータベースには、面談に来ても紹介できなかった求職者が多くいます。そういった登録だけしている人や以前働いていたが辞めた人等に、仕事の状況確認やちょうどお仕事を探している方がいれば、今求人を出している企業さんの説明をしたりします。
既に仕事をしている方もいるので電話に出ない方がほとんどです。
派遣会社からの電話を良く思わない人もいるのでクレームになるときもあります。
19:30~契約
夕方から夜にかけて求職者の方と契約することもあります。
まだ他の企業さんに在籍中で転職する人なんかはお仕事終わりに契約に来る人もいます。
企業や求職者の方に合わせることが多いので、早く帰れる日と遅い日の差が激しいです。
20:15~退社 お疲れ様でした!!
だいたい20時には退社するようにしています。
あまり遅くなっても集中力続きませんし、長年やっていくには切り上げる能力も必要だと思っています。
日によっては20:00以降も入社の同行や、夜勤の派遣スタッフに会いに行ったりもします。
人材派遣営業になるには
仕事内容や1日のスケジュールを見てもらっていかがでしょうか?
この記事を見て人材派遣業界に興味を持った方がいれば安心してください!
資格や経験はほとんどの人材派遣会社では必要ありません!!!
求職者と企業とを繋ぐ架け橋になる魅力ある仕事である反面、拘束時間が長めになるというところもある過酷な仕事ですが、やる気がある人なら誰もが活躍できる仕事です。
ハローワークに派遣営業の求人が出ていると思うのでエントリーしてください(*’ω’*)
人材派遣営業に必要なもの
先ほど、経験や資格は必要ないといいましたが、高卒資格と社会人経験は必須のところがほとんどです。
個人的に高卒でなくてもきちんとビジネスマナーのある人なら問題ないと思っていますが、社会人経験がないと務まらない仕事だと思います。
説明しなくてもお分かりだと思いますが、派遣会社に登録しに来る求職者のほとんどが「会社を辞めて仕事を探している」状況です。
まったく社会経験のない新卒の子が社会経験豊富な方々を面談しても、求職者の話に共感できるところもほとんどないでしょうし、どんな仕事でどんな経験をしてきたか聞いても想像できないのでどの企業さんを紹介するのが1番いいか判断できないでしょう。
何より転職経験のない者が転職の相談には乗れませんよね(-_-)求職者さんも安心して話せないです(-.-)
また、仕事とプライベートを完全に分けることが難しくなります。
休みでも夜中でも電話がかかってきます。
休日に電話があることはBtoCの営業ならあるあるですが、これが地味にストレスです。慣れもありますが、いつまでも慣れない人には厳しいでしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか?
人材派遣会社の営業の仕事の話を簡単にご説明させてもらいました。
賛否両論ありますが、人材派遣業は、求職者の「仕事をしたい」という悩みの解決もできますし、企業の「人材がいなくて困っている」という悩みも同時に解決できる社会貢献度の高い仕事だと思っています。
今後もっと詳しくひとつひとつの仕事内容にスポットライトを当てて記事にしていこうと考えています。
この記事では派遣営業のやりがいや嫌なところにはあまり触れていませんので、派遣営業のリアルもお伝えしていければとも思っているので、その記事も読んでみてやってみたいと思えたら転職も視野に行動していきましょう。
行動しなければ何も変わりません。行動を通じて自分を変えていきましょう。
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