この記事では、工場勤務から人材派遣営業に転職した筆者が感じる人材派遣営業のデメリット５選をお伝えします。

今後人材派遣業界に転職を検討している人の参考になればと嬉しいです。

嫌なこと５選

２４時間３６５日電話はかかってくる

人材派遣の営業で一番しんどいのは、休みの日にかかってくる電話と深夜にかかってくる電話です。

僕の会社は土日が定休日ですが、物流や介護、サービス業等は土日関係なく稼働してるので派遣スタッフが無断欠席したり労災があったりすると電話がかかってきます。

無断欠席のお叱りの電話でも心休まりませんが、労災やトラブル等になると休みの日でも現場に行かないといけなかったりする時があります。

僕がこれまで一番嫌だったのは、日曜日の夜２０時に派遣スタッフが大失敗し、クレーム対応で企業まで行ったことです。

現場まで行く頻度はそんなに多くありませんが、派遣スタッフは営業が休みないと勘違いしている人がいるようで平気で深夜帯でも連絡してきます。もちろん、全然急用ではないです。

休みの日や、寝ている時間にも電話がかかってくるのでなかなか精神的に休めることができないのは辛いです。

一般的に派遣社員に持つイメージは良くないと思いますが、色々な事情で派遣社員を選んでいる人がいるので良い人もいることは前提で話します。

しかし、やっぱり少し変わっている人が多いのが現実です。仕事を半日や１日でバックレる人、敬語を誰に対しても使わずトラブルになる人や、仕事中なのに車の中で寝ている人やトイレじゃない所で用を足して大クレームを引き起こす人などなど・・・言い出したらきりがありません。

仕事に対しての責任感、自分が与えられた役割を理解できない人が多いです。責任感を感じられない為、正社員で続かず職を転々とした末路が派遣社員しかないとう人の割合が非常に高いです。

これまでの人生で接したことがないレベルのヤバい人達を相手に仕事をしていかないといけないので、精神的に疲れてしまいます。

無責任な人の対応も大変ですが、普通の派遣スタッフの対応も日々の業務の中でしんどくなる時があります。

僕は約２５～３０企業を受け持ち、１２０名のスタッフの担当をしています。辞めたい相談や、紹介先企業の愚痴、各種質問などが１８時以降に電話がかかってくるため、その対応で帰りが遅くなる日が多いです。

企業対応も事務処理も新規登録者の対応も各種書類作成も、やることが多い派遣営業は帰宅時間が遅くなりがちです。

２０時には事務所を出るように仕事を切り上げるようにしていますが、夜勤のある企業の巡回などもするので帰りが２２時過ぎることもあります。

人材派遣の営業は怒られることが日常茶飯事です。怒られる内容で辛いのはすぐ辞めた場合です。

「一般的に」考えると最低でも辞める１ヵ月前には辞めると伝えて、そこから最終出勤日を調整すると思いますが、派遣社員は１日で辞めるし、合わなかったりキツかったら「明日から行きません」が多いです。

これは非常に困るんですが、派遣社員は平気で明日から行かないと言ってきます(-.-)

企業がそれでいいと言ってくれれば問題ないですが、いきなり辞めて穴をあけることを簡単に許す企業は少ないです。

行かないと決めた人は何を言っても行かないので企業から営業が代わりに怒られなければいけません。

「なんであんな奴のために・・・」とい気持ちをどこまで抑えられるか。紹介した自分が悪いと思い込むか、平謝りでメンタルを保つかしないといけないので精神的にかなりキツい瞬間です。

いつ鳴るかわからない電話に怯えながら、わけのわからない人の相手をしているので心がどんどん消耗していきます。

どんな仕事でも精神的にきついとはわかっていますが、人材派遣の営業は精神的にかなりキツい仕事だと思います。

実際、人材派遣会社の営業の定着率は非常に悪いです。これは僕の会社の話ですが、僕が入社した後に入ってきた後輩は３０人ほどいますが、残っているのは１０人です。そのうち１年以上続いているのはわずか４人。そしてまだ３ヵ月たっていない新人が４人です。

ちなみに辞めていった人は３ヵ月以内で辞めてます。１日で辞めていった人も３人いたので、派遣営業って楽に思われているのかな？

未経験でも入りやすい業界なので、簡単に気持ちで入って簡単な気持ちで辞めていく人がいるのは正直派遣社員みたいだなーと思う時もありますが、それだけ仕事内容がキツいことがわかりますね(-_-;)

人材派遣営業に転職して感じる嫌なことを５つご紹介しました。

人によって合う合わないがありますが、仕事とプライベートを完全に分けたい人には向いていません。

また、人と人を繋ぐ価値のある仕事だと憧れをもっている人は、理想と現実の違いに絶望することでしょう。

悪いことばかりではないので、自分の中で目標をもって仕事をしていれば楽しめることも多いです。

今後人材派遣営業に転職を考えている人は参考にしてみてくれたら嬉しいです。